弦の定常波

[物理:波動:定常波]

身近な話題

特長
ギターを使って、弦の定常波により生じる音(基本音、倍音)を聴き。定常波の波長と振動数の関係を学習する導入とする。

用具
ギター

方法
身近にあるギターの弦ハーモニクス(図)を利用し、倍音を発生させる。
ph3-33
原理
一般には5・7・12のフレットのハーモニクスでうなりを利用して調律するが、それぞれ四倍音(振動数2f1、波長2L/4)、三倍音(2f1、2L/3)、二倍音(21、L<ただし開放弦による基本振動数f1)が生じている。これにより、定常波の波長と生じた音の振動数の関係が導ける。

メモ
  • 発生音の振動数は、低周波発振器で測定して求めてもよいかもしれない(このとき、うなりも学習できる)。
  • 2弦12フレット→3弦K→4弦F→4弦K→4弦K→4弦F→2弦K→3弦Kの順でハーモニクスをおこすと、学校の始業チャイムを発生することができる。