特長 |
コイルに交流電圧が加えられたとき、流れる電流の位相は、加えられた電圧位相より90°進んでいることを見る。
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用具 |
低周波発振器、二現象シンクロスコープ、コイル、抵抗3個
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方法 |
- 低周波発振器の周波数f0を決める。f0はおよそ250Hzでよい。
- コイルのリアクタンスωLとRの比は、およそ10:1になっていれば、抵抗Rの影響はほぼ無視できる。例えばL=1.0Hならば、ωL=2πfL=2π×250×1.6K
Ωであるから、Rは100Ω程度でよい。
- R1とR2もおよそ10:1にしておけば、R1とR2の電圧降下がほぼ同程度となり、都合がよい。
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メモ |
- シンクロスコープは電流によって作動するものではないから、コイルに流れる電流の位相は、これに直列につないだRの両端の電圧位相に等しいことを利用している。
- 抵抗に位相特性はないから、コイルに加わる電圧位相は、R2の両端の電圧位相に等しい。
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