シャープペンシルの芯に電流を流す

[物理:電磁気:電気抵抗]

生徒実験

特長
 ごく身近にあるシャープペンシルの芯が、電気の良導体であることを示す。また、ニクロム線のように赤熱するのを観察して、電気抵抗のイメージを身近に感じ取らせる。



用具
シャープペンシルの芯、スタンド、ワニ口、スライダック

方法
  1. スライダックにワニ口をつなぎ、そのワニ口をシャーペンの芯の両端につなぐ。(図1)
  2. 芯の両端に3Vくらいの電圧をかけると、はじめに白煙を上げながら、次第に赤熱してくる。(図2)
  3. さらに少しずつ電圧を上げていくと、より明るく輝くようになり、ついに焼き切れる。


メモ
  • 芯の抵抗を測定しても面白いだろう。芯の硬度やメーカーによる違いを調べたり、同じ種類の芯で長さを変えたりして測定してみる。しかし、電流計などを用いないで、赤熱してくる時間で抵抗を比較してもよいと思う。
  • エジソンの電球の発明について話すとよい。
  • 3Vくらいの電圧をかけると書いたが、徐々に電圧を上げること。いきなりあげると、シャーペンの芯が爆発し、周囲に飛び散って危険である。
  • シャーペンの芯をワニ口に取り付けるときは、必ずスライダックの電圧を落ちていることを確認してからにする。