運動量保存の法則の検証実験

[物理:力と運動:運動量と力積]

生徒実験

特長
衝突して静止する位置を測定することによって、簡単に運動量保存則を検証できる。


用具
力学台車(2台)、おもり(1kg)、ばね秤(1.5kgW位のものを2つ)、ゴムひも(1m位)

方法
@おもりをのせた台車Aと、台車Bとの間にばね秤をつけてAとBを引き離す。
 このとき、-F1=F2、F2=-F3、-F3=F4となっていることを理解する。
Aゴムひもにつけ直して引き離す。
B手を離して、衝突した位置を測る。
 t秒後のA、Bの速度をV1、V2とすると、
 Ft=m、 -Ft=m
 よって m:m=|v|:|v|=S:S1

メモ
台車にドッキング装置をつけると、衝突点で静止する。(運動量保存の法則が成り立つ。)@またはAの力のつりあいや作用・反作用の法則を復習するとよい。