二酸化炭素を吸収する水酸化ナトリウム

化学:無機物質:非金属

生徒実験

目的
二酸化炭素はアルカリ水溶液によく吸収されることを示す。

用具
アルミ缶  布製ガムテープ  2mol/l 水酸化ナトリウム水溶液  CO発生装置

方法
  1. アルミ缶に二酸化炭素をためる。

  2. 二酸化炭素が充満したアルミ缶へ水酸化ナトリウム溶液を10ml入れ、アルミ缶の口をガムテープで密封する。(アルミ缶の上部全体をガムテープで覆うとよい)

  3. 密封したアルミ缶を振り、二酸化炭素を水酸化ナトリウム水溶液に溶かし込む。
メモ
  • アルミ缶はすぐにぺしゃんこになり、缶が少し熱くなる。

  • アルミ缶の代わりにペットボトルを用いると、容器がぺしゃんこになり、その形をとどめないほどグニャグニャにねじれてしまう。

  • アルミ缶が濡れていると密封できないので、よく拭いておき、プルタブはとっておく。

  • アルミが腐食するので溶液の処理は早めに行う。

参考文献:化学実験虎の巻(日本科学会編)丸善