温度変化による平衡の移動
化学:物質の変化:化学平衡
生徒実験
目的
加熱すると青色に、冷やすとピンクに色が変化することで化学平衡を理解する。
用具
ビーカー(100ml) 試験管 塩化コバルト(U)六水和物 エタノール 氷 純水 ガスバーナー 湯煎用のボール 三脚 温度計
方法
2%の塩化コバルトエタノール溶液をつくる(実験に必要なのは5ml程度)
(1)の溶液に水を0.8ml加えると、青からピンクに変化するが、加熱すると青に戻る。色が変化しない場合は、水を加える。
メモ
[Co(H
2
O)
6
]
2+
+ 4Cl
−
→ CoCl
4
2−
+ 6H
2
O
加熱の際は、直接ガスバーナーで加熱しないで40〜50℃の湯で温めること。
それぞれ水の割合によって、色の変化する温度が変わる。水の割合によっては、体温近くでピンクから青色に変化する溶液も作れる。