液体窒素の実験

[化学:物質の状態:物質の三態]

演示実験

目的
液体窒素を用いて、日常で経験しない温度でも物質の状態を見る。

用具
液体窒素、ソフトテニスボール、花や葉っぱ、バナナ

方法
  1. 液体窒素をビーカーに入れ、沸騰しているのを確認する。ビーカーのまわりに空気中の水蒸気が冷やされ細かな水滴となり、その白煙が下へ拡散していくことも分かる。
  2. 植物を液体窒素に浸し、取り出し、手で握りつぶす。テニスボールも同様にし、床に落とすと割れる。
  3. バナナ金づちをつくり木に釘を打つ。
    ※柔らかい木を使い手早く行う。

メモ
  • ジュワーびんを用いると霜がつきにくいので沸騰の様子がよく分かる。
  • 空の試験管を液体窒素で冷やすと、液体酸素が試験管の底にたまる。
  • アルミ缶に液体窒素を入れてつるすと、空気中の酸素が液体となって滴り落ちる。
  • ポリ袋に液体窒素を入れて蒸発させると液体→気体の体積変化がよく分かる。
  • 同様にフィルムケースに入れてふたをすると、ふたが勢いよく飛ぶ。