気体の拡散

[化学:物質の状態:物質の三態]

演示実験

目的
手軽に得られる水素を使い、上にある軽い水素と、下にある重い空気が自然に混ざり合うことから、拡散が起こったことを理解させる。

用具
試験管3個、水素発生装置、セロテープ、マッチ

方法
  1. 水素を満たした試験管に紙片を貼り付け目印とする。
  2. 別の試験管を下にして、図のように2本の口を合わせセロテープで固定する。
    ※ここで軽い水素が上にあることを強調しておく。
  3. 3本目の試験管に水素を満たして点火し、爆鳴がしないことを見せる。(ここで2〜3分稼ぐ。)
  4. 3〜5分後、固定した2本の試験管をはずし、それぞれに点火して、2本とも爆鳴を発することを確かめる。
    ※この時、時間が短すぎると気体の拡散が充分でなく、時間を置きすぎると水素が漏れどちらも爆鳴が弱くなる。また試験管を教師が持ち、点火を生徒にさせるとよい。